肥満は健康に深刻な影響を及ぼします
「ベルトの穴が一つ増えると、寿命が1年縮まる」と言われることがあります。肥満は不健康のシンボルであるとともに、実際に病弱な体を作ってしまいます。
日本でも肥満の増大とともに様々併発症が増えてきています。
肥満トン関係が一番強い病気は闘病病です。厚生省の糖尿病調査研究班が1997年に行った調査では40歳以上の約10%が糖尿病間患者という結果が出ました。人口に換算すると700万人で、成人の7人に一人が糖尿病であるということになります。
日本は糖尿病列島になってしまったといても過言ではありません。糖尿病は一度かかると治りにくく、失明や腎疾患、末梢神経障害などの重い症状に発展する可能性があります。
人間に脂肪5キロはバケツ一杯分、10キロは家庭用のお米1袋分、そして、15キロとなると石油缶1杯分のラードを身に着けて動き回っているのと同じです。
このラードが行動する場合にどれだけ邪魔になっているかは言うまでもありません。若い女性の中にも背中や腰の痛みを訴える人が増えてきています。
太っていることは筋肉の対価を意味し、リンパ血液の流れを悪くし、意識の伝達や反射神経も鈍くなる。したがって、脊髄やそのほかの器官に対する支持力などももちろん弱くなる。ギックリ腰を起こしやすく、また、脊髄のゆがみなどに対して復元する能力が弱まっているので、成人病、慢性病を次第に助長するのです。
このほか肥満によって体の免疫機能が衰えて感染症にかかりやすくなることも分かっています。太っている人が手術を受けると縫い合わせた幹部がうまくつきにくいのです。
あるいは手術そのものが難しくなり、出血量の増加が起こりがちです。
また、女性は肥満により内分泌機能が混乱するため、生殖器の機能が損なわれて尻不順や不妊症になりやすいことも知られています。
まして、太りすぎが原因で糖尿病になった女性が妊娠すると、血統が高すぎるため、申請時に奇形を生じる確率が4%に達すると言われています。
されに、妊婦も過保護のあまり栄養高と運動不足で太りすぎると妊娠中毒症や難産になりやすい。
生命保険に加入する際に、肥満が一つのチェックポイントになっています。肥満者は粗暴確率が高いからです。標準体型より30%以上太っている人は、正常な人の6倍も脂肪率が高くなるといいます。
肥満者の脂肪率
脳・心筋梗塞 2倍
腎臓病 2倍
糖尿病 4倍
肝硬変 3倍
胆のう炎 3倍
肥満はいろいろな病気を結びつきやすく、また運動量力も鈍らせるので自動車事故も死亡しやすいそうである。